大学病院を辞めて美容クリニックへの転職を考えているという人もいるのではないでしょうか?
転職コンサルタントとしてこれまで働いていましたが、大学病院を辞めたいと考える看護師さんから相談をいただくこともよくありました。
大学病院から美容外科クリニックに転職を決めた方も多くいましたが、大学病院と美容外科クリニックの特性の違いからギャップを感じて辞めやすいのも事実です。
では、どんなところで大学病院の看護師はギャップを感じてしまいやすいのでしょうか?
大学病院の看護師が感じやすい美容クリニックでのギャップって?
大学病院の看護師が美容クリニックへの転職で感じるギャップについて見ておきましょう。
教育体制が確立されていない
美容外科クリニックでは、教育体制が確立されていないクリニックもまだまだ多いです。
大学病院では経験に応じた教育、研修体制が確立されているので、それに沿って働いてきた人にとってはかなりギャップを感じてしまうこともあるでしょう。
美容クリニックでもなるべく教育体制があるような大手を受ける方がギャップの感じ方としては少なくなる傾向にあります。
物足りなさを感じてしまうことも
最初は、美容医療の知識、レーザー機器の操作やオペ業務について1つ1つ覚えていくので大変ですが、3カ月から半年もしてくると業務自体はルーティンワークになってきます。
そのため、大学病院で働いていた看護師にとっては物足りなさを感じてしまう人も中にはいます。
大学病院であれば、看護師としてスキルアップができる環境が整っている場合がほとんどで、将来的に認定や専門看護師を目指したり、異動を希望して違う科を学ぶといったこともできますが、美容クリニックでは業務自体が狭い範囲に限られてきます。
そのため、目の前のことをとにかくこなしていく日々に物足りなさを感じてしまう人もいるのが現状なので、本当によく考えた上での転職が必要です。
もしあなたがルーティンワークは苦手・・・なのであれば、オペ業務だけではなくて受付業務や接客も看護師が行っている美容クリニックが合っていますね。
美容医療に拒否反応が出てしまう
根本的に病院では病気の治療のためにメスを入れるところですが、美容医療では、コンプレックスを解消するために健康な身体にメスを入れるところです。
夜勤をやりたくなかったからと安易に考えて美容外科クリニックに転職してしまうと、美容医療の性質が根本的に受け入れられない人もいるので注意しておきましょう。
大学病院の看護師が美容クリニックへの転職で注意したいこと
上記のように、大学病院から美容クリニックへ転職する場合、様々なギャップを感じやすいということは予め理解しておいた方がいいでしょう。
それでも、美容医療を学んできたいという思いがあるという人でないとなかなか転職後もモチベーションが続きません。
少しでも迷いがあるという人は、本当に好きかどうかやりたいかどうかを考えてみてくださいね。
決して、夜勤がなくて楽そうだから・・・という理由だけでは務まらないのが美容外科クリニックの世界です。
自分が美容クリニックが向いているかどうかわからないという方は、一度でも美容クリニックの現場の見学をしてみてみるといいですよ。
多くの看護師が見学をした瞬間に自分には違う!と感じて辞める人も実は結構多いんです。
合う合わないかは本当に自分の目で確かめてみるのが一番ですね。